天然スレート葺 屋根工事 有限会社 熊谷産業 天然スレート葺について
弊社のある石巻市周辺には、天然スレート葺の家屋が数多く見られます。
その理由として、現在も天然スレートの産地である雄勝町、かつての産地であった登米がこの地域にはありました。
国内の産地は、岩手県も含め、三陸沿岸地域だけでした。
現在は、雄勝町だけに限られており、輸入材が主流となっています。
天然スレート葺は数多くありました。
手の込んだ天然スレート葺
海外では、天然スレートを外壁や屋根材として使用するのは、現在では一般的です。
天然スレートが屋根葺き材として使用された例を歴史的にたどってみると、
イギリスを開拓した古代ローマ人が、内陸部の地域で初めて用いました。

天然スレー卜は堆積岩の一種で、その性質は固く、防火性があり、防水性、耐霜性にすぐれています。
もろいという欠点を持つものの容易に薄く剥ぐことができ、板状にされて、主に被覆材として建築材料に用いられています。
また、屋根材だけでなく、スレート・ハンギングと呼ばれる手法で壁材料としても使用されています。
天然スレート葺はイギリスから
天然スレート葺は海外では一般的
一方、国内では化粧スレートが主流の昨今、天然スレート葺はあまり見かけなくなりました。
天然スレート葺は、石の屋根であることから、不燃材という特性を持っています。
街中であっても制限を受けることは無く、天然素材を使った個性ある建築を可能にしてくれる素材なのです。
特に雄勝石は粘板岩のなかでも古生代のもので、玄昌石ともいい、黒くて美しい。
腐食、色変化のしにくい耐候性の高い素材の為に天然スレート材の中のでも特に上質な素材といえます。
東京駅丸の内駅舎も雄勝天然スレート葺
天然スレート葺のデザインも様々
国内の天然スレート葺で代表的なものは、東京駅丸の内駅舎をはじめ、旧岩崎邸、法務省旧本館など
明治・大正期に建てられた洋風建築の屋根材として用いられていました。
産地であったこの地域では、一般の住宅から納屋、蔵にいたるまで、様々な建築の屋根材として使われています。
また、屋根から壁まで天然スレートで覆われているものや、破風の飾りは様々なデザインがあります。
東京駅丸の内駅舎屋根
雄勝天然スレート
3月11日以降、津波の影響により多くの雄勝天然スレートが流失しました。
その為に、海外のスレート使用する機会も増えましたが、
雄勝の天然スレートに引けを取らぬ優秀なスレート材もあります。
特にスペイン産は吸水率が小さく、凍害で割れる心配がないので北海道でも使える程優秀です。
スレート材は産地によって一長一短はありますが、
弊社ではそれぞれの地域の特徴や施工物によって使い分けております。
また、直接海外の天然スレート会社と取引しており、品質の確保に努めています。
海外のスレートも取り入れております。
施工技術も海外と交流を図ってます。
日本古来から伝わる工法と、天然スレートの魅力を伝えるために
弊社では、現代建築にも天然スレート葺を取り入れる努力と工夫を行っております。
震災の影響で多くのものを失ってしまいましたが、
これからも天然スレートを通じて、様々な提案を行ってまいりたいと思います。